人材を募集します

社員さんを一人だけ募集します

2011年度募集は終了しました

社員さんを一人だけ募集します。

タマゴグミは６年目の会社です。

私と、家内のさとこさん、そしてバリバリと働いてくれる優秀なパート女性の３人だけの会社です。そんな小さな会社を一緒に守ってくれる方を募集します。

チョッと長くなりますので、最後に条件となると「な〜んだ、読んで損した」ということになりかねませんので、最初に条件を書きます。

募集条件です

１級建築士もしくは１級建築士を取得しようとしている方を募集します。
タマゴグミは１級建築士２名、２級建築士１名の会社です。
３０歳チョッとまでの方を募集します。
今まで、メーカーさんで勤めていたとか、小さな工務店勤めだったとか、設計事務所だったとか、はたまた何もしていなかっただとかは全く問いませんが、年齢の条件だけは出させていただきます。
デザインセンスよりもお客様の気持ちがわかる人を望んでいます。
真四角で洗練されたデザインという家を造りたい方にはタマゴグミは向いていません。
現場で作業を目いっぱいしていただきます。
タマゴグミの建築士は「先生」とは呼ばれません。（中には呼んでくれるまれな人もいます）現場に出て作業もします。掃除もします。そして、荏油を塗ったりキシラデコールを塗ったりします。年に一度、床下点検で、床下にもぐります。
給料は安いですよ、きっと。
正直言います。当社はこの手の家を造っている工務店さんのなかでは、利益率は低いほうだと思います。
ただ、多分ですよこれは、多分ですが設計事務所よりはいいかも・・
業績はきちっと評価するつもりです。
マッチングの時期を儲けさせていただきます
お互い合わないところで働いていることほどつらいことはありません。
ですので、数ヶ月のマッチング期間を設けます。ご理解下さい。

上記の条件にＯＫという方は読み進めてください。

私の考える工務店の役割とは、存続し続けることです

いての普段使っているズボン。
こんなになる作業が一杯あります。

６年前、住宅造りを始めました。
当初は誰にも見向きされず、ああ、このまま私の人生は終わっていくんだろうかと悩みました。
そんな時、１棟目のお客様からの依頼がありました。そのときの思いは感謝も当然ですが「これでしばらく生きていける。」でした。
そして、１棟目を造っている間に、自分はなんて大変なことを始めてしまったのだろう、と恐ろしくなってきました。

家は、数年で寿命を迎えるものではありません。
数十年、時には１００年を超えて使われるものです。
１棟建てるということは、その間誰かが面倒を見ていかなくてはいけません。

１棟目のお客様に言われました。
「うちではね。なんかあれば「タマゴに電話しろ」でＯＫなの。」

どの工務店で建てるお客様も同じ思いだと思うのです。
となると、工務店の役割は細々でもいいから存在し続けることではないかと思うのです。

そう考えると、私の重要な仕事のひとつとして、次につないでくれる人を探す。
それじゃないかと思ったのです。

タマゴグミは年間数棟しか造りません。
それ以上になろうとも思っていません。
だから、今の３人で何とかやっていけるのです。
けど、それでは次がないのです。
だから将来私の次を担ってくれる人が欲しいのです。

注：ただし、協力していただくあなたが必ずあとを継ぐとは限りません。あなたの希望もありますし、相性もあります。しかし、後をついでもいいと思っている方、もしくは将来独立してやっていこうとする方に入っていただきたいのです。

タマゴグミの家づくり

故宮脇檀先生をご存知でしょうか？

住宅建築家です。私は、宮脇檀先生の住宅設計に対する思いが大好きで少しでも近づこうと思い家作りをしています。

家は、住むところです。住むって、どんなことでしょう？
先生が明快な言葉で説明しています。

住むとは、家族がデレデレすること。
そして、家とは家族がデレデレする場所。

私は、建築雑誌に載るようなカッコいい家には興味がありません。

チョッと位散らかっていても、お父さんがドテラで寝転がっていても、お母さんが洗濯物をたたみながらテレビドラマに涙していても、小さなお子さんがフル〇ンで走り回っていても全部包み込んでしまう家が理想です。

家は人に見せるものでなく、家族で使うものなのです。
ですので、「シンプル・シャープ・繊細」というデザインを極めた家は造っていません。
そのようなデザインを極めたい方にはタマゴグミは向いていません。
どちらかというと、「お父さんはどうしたら高校生の娘に嫌われないようにすごせるだろう」ということを考えてくれる人を望みます。

タマゴグミのデザインは、家族のための丈夫でちょっと野暮ったいデザインなのです。